私達はどうしても生きていく上で、人と接しなければなりません。
そしてみんないい人(自分にとって)ばかりではありません。
「どうしてこの人はこんなことをやったり言ったりするんだろう」と感じたら、怒りが生じます。
怒るということは自分を正当化している
ということになります。
そうなると、自分が正しいので、他の意見をすんなり受け入れることは困難になります。
怒りの状態になると、今度は自分をコントロールすることができなくなります。
怒りという感情はエゴが大好きなものの一つです。
なぜなら簡単にあなたを操れるようになるからです。
そうして、怒りの状態が収まらないようにエゴは次々に展開を作っていきます。
それにハマればハマるほど、エゴにとって都合がよくなります。
ハマるということは今起こっていることを現実と捉えることになりませんからね。
では、怒りの状態になった時にどうすればいいのか?
まずは、
「すーっ、はーっ」と3回でいいので呼吸をしてください。
それから、今起こっていることは現実でないと、心の中で繰り返してください。
そして、何も考えないようにしてください。
怒りは自分も周りも見えなくなる大変やっかいな感情です。
ですから、すぐに対処することができないと思います。
かくいう私も、怒りの状態になったらすぐにできるかというと自信がありません。
でも確実に言えるのは、
怒りはエゴにとってとても利用価値の高いもの
であるということです。
エゴはできる限り長い間、あなたを苦しめてこの世界に留めておきたいからです。
エゴは、我々が抜け出していくのが怖いのです。
それだけなのです。