人にとって、必要最低限なものとは何でしょうか?

衣食住というのがありますね。

 

つまり、

着るもの・食べ物・住むところ

ですが、

 

着るものも何でもいいというわけではありませんね。

特に女性であれば、自己表現の一つとしてファッションは重要です。

 

食べ物も毎日、パンだと飽きてしまいます。

 

住むところもそう、駅から近いとか、マンションの上の階で3LDKで、とか。

 

人はただそれがあればいいというわけではなく、

自分が望むものを手に入れたくなります。

それを手に入れるためにあくせく働きます。

 

今あるもので十分ではないですか?

 

テレビなどのメディアでは、良い暮らしをしている人たち、例えば都内のタワーマンションに住んで、高級車を乗り回し、高級なレストランで食事している人を取り上げたりします。

 

それを見ることで、自分の暮らしと比較して、今のままではダメだ、もっと頑張らないとと思い始めます。

 

人が何かにとらわれている状態というのはエゴにとって大変好ましいことです。

 

努力をしても、大抵のことはうまく行かず、それに悩み、さらに頑張るか、絶望するか、になるからです。

そうすると、エゴは、自分は絶対に見つかるはずはないとエゴは安堵します。

 

あなたが欲しているものは本当に生きるのに必要なものですか?

 

人は、「周りから一目置かれたい、一角の人物と見られたい」という願望があります。

ようは注目されたいという欲望です。

 

特に男性は女性からモテたいという欲求があり、自分は周りと比べて稼いでいるというアピールをしたがります。

いい腕時計をつけたり、いい車を買ったり。

 

時計も本来の目的としては時間を確認するためのものであるので、1,000円の腕時計でもいいはずですし、車も目的地まで行くためのものだから、中古の軽自動車で十分なはずです。

 

ですが、なるべく高級なもの(普通の人が持てないもの)を求めて買う人が多くいます。

 

それを誇示することで本当に満足しますか?

おそらくしないでしょう。

 

もし手に入れたとしても、次の何かが欲しくなります。

エゴがそうしているのです。

 

まずは自分に本当に必要なものは何か、それを明確にしてみましょう。

 

今何を欲しているのか、

自分の朝から夜寝るまで、何が必要か。

それは機能的に必要なものなのか、情緒的に必要なものなのか。

この際、はっきりさせましょう。